「最近、実家の親が全然外に出なくなったみたい」「電話しても『どこにも行っていない』と言う」。離れて暮らすご家族から、こうした心配の声をよくお聞きします。
一人暮らしの高齢者が外出しなくなるのは、単に出不精になったのではなく、心身にさまざまな変化が起きているサインかもしれません。この記事では、高齢の親が外出しなくなったときに考えられる原因と、離れていても家族ができるサポートについてお伝えします。
なぜ一人暮らしの高齢者は外出しなくなるのか
身体的な変化
足腰の衰えや膝・腰の痛み、視力の低下などが進むと、「転んだらどうしよう」という不安が大きくなり、外出を避けるようになります。特に一人暮らしの場合、外出先で体調を崩しても助けてくれる人がそばにいないため、不安がより強くなりがちです。
精神的な変化
配偶者や友人との別れ、退職後の生活の変化などをきっかけに、「出かける理由がない」「人に会いたくない」という気持ちになることがあります。軽度のうつ状態が外出意欲の低下として現れるケースも少なくありません。
外出の「きっかけ」がなくなった
同居家族がいれば「一緒に買い物に行こう」「病院の日だよ」と声をかける機会がありますが、一人暮らしではそうした日常的なきっかけが失われます。特に近所付き合いが減った地域では、誰とも話さない日が何日も続くことが珍しくありません。
高齢者の閉じこもりがもたらすリスクについて詳しくは「高齢の親が家から出なくなった…閉じこもりリスクと家族ができること」もあわせてご覧ください。
外出しない生活が続くとどうなるのか
研究では、外出頻度が週1回以下の状態が続くと、高齢者の身体機能や認知機能が低下し、要介護状態への移行リスクが高まることが示されています。さらに、外出頻度の低さと社会的孤立が重なると、心身への影響はより大きくなります。
「まだ元気だから大丈夫」と思っていても、外出しない生活が習慣化すると、筋力の低下→転倒のリスク増加→さらに外出が怖くなる、という悪循環に陥ることがあります。一人暮らしの場合、この変化に本人も家族も気づきにくいのが問題です。
離れて暮らす家族ができる5つのこと
▶ 1. 定期的に電話やビデオ通話で様子を確認する
「最近どこか出かけた?」「誰かと話した?」など、外出や人との交流について自然に聞いてみましょう。異変のサインを早めにキャッチするきっかけになります。
▶ 2. 地域包括支援センターに相談する
各市区町村に設置されている地域包括支援センターでは、高齢者の生活や介護に関する相談を無料で受け付けています。離れて暮らす家族からの電話相談も可能ですので、「親が外出しなくなって心配」と伝えてみてください。見守りサービスや介護予防教室などの情報を教えてもらえることがあります。
▶ 3. 外出の「目的」を一緒に作る
「今度帰省するから、一緒にあのお店に行こう」「孫が会いたがっているよ」など、外出する理由を作ることが効果的です。お墓参りや定期検診など、定期的な予定を設けるのもよい方法です。
▶ 4. 介護保険サービスの利用を検討する
要介護認定を受ければ、訪問介護やデイサービスなど介護保険のサービスを利用できます。ただし、介護保険の外出支援には行き先や目的に制限があるため、「好きな場所に出かけたい」というご要望には対応しきれないことがあります。介護保険の外出支援の限界については「こちらの記事」で詳しく解説しています。
▶ 5. 自費の外出支援サービスを活用する
介護保険ではカバーしきれない外出のニーズに応えるのが、自費の外出支援サービスです。通院や買い物だけでなく、お墓参り、お友達との食事、趣味の集まりへの参加など、行き先や目的を問わずに利用できます。付き添いのスタッフが移動中のサポートも行うため、一人での外出に不安がある方でも安心です。
介護タクシーとの違いについては「介護タクシーと外出支援サービスの違い」の記事も参考になります。車椅子での外出をお考えの方は「奈良で車椅子でも楽しめるお出かけスポット5選」もぜひご覧ください。
奈良県の外出支援はビバライフサポートへ
ビバライフサポートは、奈良県全域で高齢者・障がいのある方の外出をお手伝いする自費の外出支援サービスです。「離れて暮らす親に外出の機会を作ってあげたい」「一人では外出が不安な親に付き添ってほしい」。そんなご家族からのご依頼も多くいただいています。
通院・買い物・お墓参り・趣味の外出など、目的を問わず対応いたします。サービス内容の詳細はこちらからご確認ください。まずはお気軽にお問い合わせください。
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